自動車保険の保険料を節約するには、自動車保険の無料一括見積もりサイトでの複数社の保険料比較が一番簡単な方法です。しかし、自動車保険の一括見積もりサイトを利用すると、しつこい勧誘の電話が掛かってくるかもしれないと敬遠されている方も多いと思います。
実は、自動車保険の一括見積もりサイトを利用しても営業電話は一切掛かってきません!私自身、何度も複数の一括見積もりサイトを利用していますが、一度も勧誘の電話が掛かってきたことはありません。
初めて自動車保険の一括見積もりサービスを利用される方は、「個人情報の入力は必要なのか?」、「一括見積もりサイト利用後にどんな営業を受けるのか?」等、色々と不安を感じる部分があると思います。
今回は、私が実際に無料一括見積もりサイト(インズウェブ)を利用して、その後どのような営業があったのかをご紹介してみたいと思います。
1.自動車保険一括見積もりサイト利用時に個人情報の入力は必要?
まず、皆さんが一番気にされるところは、一括見積もりサイト利用時に個人情報の入力は必要なのかという点です。一括見積もりサイトを利用する際には、電話番号等の個人情報の入力は必須です。
一括見積もりサイトを利用時する際には、現在加入の自動車保険証券と、車検証を用意してくださいとなっていますが、既に自動車保険を契約している方であれば、加入している自動車保険証券を準備するだけで十分事足ります。
一括見積もりサイト(インズウェブ)利用時に入力が必要な主な情報は以下の通りです。入力項目は多いように感じますが、現在の自動車保険証券を確認しながら入力すれば簡単ですし、よくわからない項目については、ヘルプ機能もあるので安心です。
まず、車の情報として以下の項目の入力が必要です。
【車の情報】
・初度登録年月
・メーカー名
・車名
・型式
次に、現在の自動車保険の加入状況等の入力が必要です。
【付加情報】
・保険契約の加入状況
・主な使用地
・主な使用目的
・予想される年間走行距離
現契約情報として、車のナンバー(登録番号)や現在契約している保険会社名等の入力が必要です。
【現契約情報】
・車のナンバー(登録番号)
・契約中の保険会社
・保険満期日
・現在のノンフリート等級
・事故有係数適用期間
・事故による保険金の請求件数
主な運転者(記名被保険者)の情報として以下の項目の入力が必要です。
【人の情報】
・氏名
・生年月日
・性別
・婚姻状況
・職業
・免許証の色
次に、契約者情報として以下の項目の入力が必要です。
【契約者情報】
・郵便番号
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・車の所有者
最後に見積もり希望の補償内容を入力します。
【保険の情報】
・対人賠償責任保険金額
・対物賠償責任保険金額
・人身傷害補償金額
・搭乗者傷害保険金額
・車両保険の種類
・車両免責金額
・ファミリーバイク特約
・運転者限定特約
・運転予定者の中で最も若い方の年齢
ここで、保険に対する希望として補償内容重視か価格重視かという質問と、「保険会社もしくは代理店からのアドバイスを希望するか」という質問があります。今回は、電話が掛かってくるかを検証するために「アドバイスを希望する」を選択してみました。
2.自動車保険一括見積もりサイト利用後に勧誘の電話が掛かってくるか?
上記の通り、名前や住所はもちろん、電話番号も入力必須です。電話番号を入力すると、情報を送信したとたんにバンバン勧誘電話が掛かってくるのではないかと思われる方も多いと思います。
今回「保険会社や代理店からのアドバイスを希望する」を選択してみましたが、保険会社や代理店から営業の電話が掛かってくることは一切ありませんでした。
どんな状況でも電話が掛かってこないという保証は無いので、どうしても営業電話が嫌な方は「アドバイスを希望しない」を選択するといいと思います。私は経験ありませんが、入力情報が誤っていたりすると、その確認のため電話が掛かってくることはあるようです。
以前、引っ越しの一括見積もりサイトを利用したことがあるのですが、その時は夜中であるにも関わらず、営業の電話がすぐに何本もかかってきました。自動車保険の一括見積もりサイトにもそのようなイメージをお持ちの方がいるかもしれませんが、引っ越しの一括見積もりサイトとは異なり、自動車保険の一括見積もりサイトでは、アドバイスを希望すれば別ですが、営業の電話は一切ありません。
3.一括見積もり利用後に保険会社からメールが届く
必要な情報の入力が完了すると、すぐにサイト上でリアルタムの試算結果が保険料の安い順に数社出てきます。今回は、4社の試算結果が出てきました。
リアルタイム試算結果には、「保険会社を選んだ本当の理由」として各社の契約者による口コミ情報のリンクがあります。口コミ情報は年代別(~30代、40代、50代、60代)になっているので、保険料の比較とともに参考にして頂けると思います。
主な保険会社の口コミ情報は以下の通りです。
・セゾン自動車火災保険
・三井ダイレクト損保
・チューリッヒ
・SBI損保
・イーデザイン損保
・アクサダイレクト
・ソニー損保
そして、入力したメールアドレスにも一括見積もりサイトのインズウェブからと、試算結果が出た保険会社からメールが届きます。
営業の電話は一切ないものの、メールについては、何通か来ます。まずは、一括見積もりサイトからのメール。そして保険会社からのメールです。
4.一括見積もり利用後は保険会社から郵送物も届く
自動車保険一括見積もりサイト利用後の営業内容としては、メールの他に試算結果が出た保険会社から郵送物が届きます。以前、一括見積もりサイト利用したときは封書が来た記憶があるのですが、今回は開封式のハガキでした。内容としては、一括見積もりの試算結果と補償内容、そして契約をするためのログインIDとパスワードが記載されています。
今回、見積もりが出てきたのは4社でしたが、ハガキを送って来たのは3社のみでした。1社は送ってきませんでした。送られてきたのはハガキなので、全くウザいということはありません。
5.一括見積もりサイト運営会社からのメールは沢山届く
保険会社からの営業電話はなく、メールや郵送物も不愉快な量ではありませんが、一括見積もりサイト(インズウェブ)からの情報提供系のメルマガは、1週間で7、8通ほど来ます。メールの内容は、車の買取案内や不動産買取、クレジットカードの案内などです。
普段使っているメールアドレスにメルマガが届くと少々ウザい感覚はあります。一括見積もりサイトからのメールが鬱陶しい方については、yahooやgoogleでフリーメールのアドレスを作り、それを利用するといいと思います。
また、情報提供系のメルマガには、配信停止のリンクが貼られているので、それをクリックすれば、情報提供のメールが届くことはなくなります。
6.一括見積もりの結果を確認する際の注意点
一括見積もりサイトの見積もり結果を確認する際に注意して頂きたいことがあります。それは、特約のセット有無です。
上記の一括見積もりサイト(インズウェブ)利用時の入力内容からもわかる通り、特約としては、「ファミリーバイク特約」と「運転者限定特約」のセット有無しか選択がありません。よって、見積もり結果は特約がほぼセットされていない状態です。
しかし、自動車保険には「ファミリーバイク特約」の他にも「弁護士費用特約」、「対物超過修理費用」、「個人賠償責任補償特約」等のセットしておいた方がいい特約がいくつかあります。
自動車保険のオススメの特約については、下記記事で詳細に解説していますので、ご参照くさだい。
『自動車保険の必要性が高い特約とは?|プロおすすめの5特約』
最終的に保険会社を絞り込む際には、各保険会社のHPで特約を付けて再試算する必要がありますので、ご注意ください。
次項でご説明しますが、再度試算する際は、一括見積もりサイトで入力したデータが保険会社に送られているので、改めて自動車のナンバーや型式等の面倒なデータの入力は必要ないので、非常に簡単に見積もりが可能です。
7.一括見積もり後は契約手続きが簡単
一括見積もりサイトで試算した保険会社で自動車保険を契約する場合、保険会社から送られてくるメールに記載された各社のHPにログインするためのIDとパスワードを使って契約手続きが簡単に行えます。
ネット(パソコンやスマホ)から契約手続きを行えば、保険会社によって異なりますが、最大1万円のインターネット割引が適用されます。
『代理店型にはない!?通販型自動車保険のインターネット割引等』
契約者情報や車の情報、記名被保険者の情報等は一括見積もりサイトから保険会社に送られていますので、各社にはデータがあり、更に詳しい自動車保険の試算が可能です。煩わしい情報の入力が省けます。
8.一括見積もりサイトを利用できない方
実は、一括見積もりサイトを利用できない方もいます。一括見積もりサイトを利用できない主な方は以下の通りです。
・法人
・改造車
・8ナンバー(キャンピングカー)や1ナンバー(普通貨物車)の車の方
・バイク(二輪車)
上記の中でバイク(二輪車)については、下記のページでバイク保険の一括見積もり(無料)が可能なサイトをご紹介しています。
『バイク保険一括見積もり(無料)』
まとめ
自動車保険一括見積もりサイトを利用して、勧誘を受ける内容としては、メールが多少届く点と、郵送物が少し送られてくるだけです。あとは、しつこい営業電話もなく、利用料も無料ですので、リスクは全くありません。
今回の一括見積もりサイトの利用では、ダイレクト(通販)型の4社の見積もりが出てきました。ダイレクト(通販)型の自動車保険の中でも保険料が一番高い保険会社と保険料が一番安い保険会社では、保険料に約7,500円もの差が出ました。
更に代理店型の自動車保険を同条件で試算してみましたが、ダイレクト型の自動車保険で一番保険料が安い保険会社とは、3万円以上の差が出ました。
利用料無料でリスクもなく、条件によっては5万円程度の保険料節約が可能な場合もあるので、利用を迷っている場合には、一度ご活用頂ければと思います。
私が実際に何度も利用して一度も勧誘電話がなかったオススメの自動車保険一括見積もりサイトは下記の通りです。
最終更新日:2018年12月27日
No.257