通販(ダイレクト)型自動車保険には、パソコンやスマホからインターネット経由で申し込むと適用される インターネット割引があります。ネットから申し込むことで保険料の節約になります。
また、通販型の損保会社には、インターネット割引以外にも大手損保会社(代理店型)にはない割引制度があります。
今回は通販型(ダイレクト)自動車保険にある下記の各種割引制度についてご紹介します。
-
- ネット割引(インターネット割引)
- 早割(早期申込割引)
- 無事故割引
- 証券不発行割引
- 継続割引
スマホやパソコンから契約手続きをするだけで割引が適用されるなど、簡単な方法で保険料が安くなるので、自動車保険の節約を考えている方は参考にして頂ければと思います。
1.ネット割引(インターネット割引)とは?
インターネット割引とは、通販型自動車保険の見積りや契約手続きをネット上(スマホやパソコン)で行うことにより適用される割引です。ネットで契約することで割引が適用されるので、自動車保険を安くする最も簡単な方法の1つといえるでしょう。
なお、通販型自動車保険は、インターネット経由の申込以外にも電話での申込が可能です。電話での申込の場合には、インターネット割引は適用されません。
2.ネット割引は割引額が保険会社によって異なる
インターネット割引は割引額(率)が保険会社によって異なります。また、新規契約時と更改(継続)契約時で割引額が異なる会社があります。
例えば、新規契約の場合は、2万円の割引があるが、更新(継続)契約の場合は、1,000円の割引というよう形です。
新規保険契約とは車を購入するなどで新しく自動車保険に加入する場合に限らず、A社で契約していたものをB社で契約するというように保険会社を乗り換える場合も新規契約といいます。具体的には下記のような場合を新規契約としています。
【自動車保険の新規契約とは?】
- 新しく車を購入した等で、新規に保険に加入する純新規契約
- 他社で契約した契約を乗り換える場合
- 2台目に購入した車等の複数所有新規契約
各社のインターネット割引(新規・継続)の割引額は、下記の通りです。(平成30年11月現在)
◆アクサダイレクト
新規:最大20,000円
継続:1,000円
◆チューリッヒ
新規:最大10,000円
継続:最大5,000円(継続1回目) 1,500円(継続2回目以降)
◆ソニー損保
新規:10,000円
継続:2,000円
◆三井ダイレクト
新規:最大10,000円
継続:3,000円
◆イーデザイン損保
新規:10,000円
継続:10,000円
◆SBI損保
新規:10,000円
継続:10,000円
◆セゾン自動車火災
新規:10,000円
継続:10,000円
◆そんぽ24
新規:10%
継続:7%(+継続割引3%)
以前は、チューリッヒの新規契約時の割引額が12,000円で最大でしたが、現在はアクサダイレクト等の20,000円が最大の割引額になります。
チューリッヒやアクサダイレクト、三井ダイレクト損保の割引額は最大の額です。年間保険料の額によって割引額が異なりますので、ご注意ください。
イーデザイン損保やセゾン自動車火災保険は新規も更新(継続)契約も同額の10,000円割引となっています。
また、そんぽ24は割引きを「額」ではなく、「率」にしています。新規契約の場合、保険料の10%が割り引きされます。継続の場合、インターネット割引は7%ですが、更に継続割引が3%適用されるので、合わせると新規と同様に10%割引となります。
3.早割(早期申込割引)
インターネット割引以外にも保険料を節約できる簡単な方法があります。それが、早割(早期申込割引)です。早期申込割引とは、保険始期日より30~50日前に契約申込みを行った場合に適用されます。
下記の通り、少し早目に契約するだけで、保険料が500円程度割引されます。
◆チューリッヒ
早期契約割引:500円
◆イーデザイン損保
早割:500円
◆セゾン自動車火災保険
おとなの早期契約割引:600円(50日前の契約)、400円(30日前の契約)
スポンサーリンク
4.無事故割引
イーデザイン損保には、他社にはない業界唯一の割引、「無事故割引」があります。イーデザイン損保で自動車保険を契約して1年間無事故であれば、無事故割引(2%)が適用されます。
イーデザイン損保には更に契約年数に応じて最大3%の「継続割引」が適用されます。無事故割引と合わせると、割引は最大5%(無事故割引2%+継続割引3%)になります。
(出典:イーデザイン損保HP)
5.継続割引
継続割引とは、同じ通販型の損保会社で自動車保険を継続した場合に適用される割引です。同じ保険会社で契約を継続した回数が多くなると、割引率も高くなる仕組みです。
継続割引は、ソニー損保やイーデザイン損保、三井ダイレクト損保などにあります。割引率は保険会社によって異なる場合があります。
ソニー損保の継続割引は、下表のように最大2%です。
継続回数 | 割引率 |
---|---|
1回目 | 1% |
2回目 | 1.5% |
3回目 | 2% |
6.証券不発行割引
上記以外にも保険証券の発行を不要とした場合に適用される割引があります。保険証券がなくても契約内容はネット上(契約者専用ページ)から確認することが可能です。
◆チューリッヒ
e証券割引:500円
◆ソニー損保
証券ペーパレス割引:500円
◆三井ダイレクト損保
証券不発行:500円
◆イーデザイン損保
証券e割:500円
◆セゾン自動車火災保険
証券不要割引:600円(2017年6月30日以前に補償開始となる契約の場合)
7.特殊な割引
通販型自動車保険は保険料の安さがウリの1つなので、上記以外にも特殊な割引があります。
ソニー損保には、契約距離区分の上限キロ数を「1,000km以上」下回る場合は、その差額保険料に相当する額を、翌年の継続契約の保険料から割引く「くりこし割引」や、契約を継続した回数によって最大2%を割り引く「継続割引」があります。
まとめ
通販型自動車保険には上記の通り、難しいことをしなくても保険料が安くなる方法がありますので、是非ご活用ください。
さて、通販型自動車保険の各種割引をご紹介しましたが、ここでご注意頂きたいのが、割引額が一番大きいからといって保険料が一番安くなるわけでないという点です。
割引額の大きさで保険会社を選ばず、一括見積りで保険料を比較し、保険料の総額が一番安い保険会社を選択することが重要となります。
ご自分の契約条件では、どの保険会社が一番安くなるかを是非一度お確かめ下さい。
無料で一括見積もりが出来るお勧めのサービスを下記のページでご紹介しています。
『自動車保険見直し(無料一括見積もりサービス)』
最終更新日:2017年9月28日
No.29