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免許証の色がゴールドからブルーになる場合の自動車保険2つの対処法

前回の免許更新後にスピード違反などの交通違反があり、免許更新時にゴールド免許がブルー免許に変わる場合、ゴールド免許割引の適用がなくなり自動車保険の保険料が上がると残念がる前に確認して頂きたいことがあります。

本当にゴールド免許割引対象外となってしまうのでしょうか?実は、ゴールド免許割引を適用できる可能性があります。

今回は免許の種類(色)がゴールドからブルーになってしまう場合の対処法をいくつかご紹介します。免許の色がゴールドからブルーになってしまう場合やブルーからゴールドになる場合に参考にして頂ければと思います。

1.ゴールド免許とは?

まずは、「ゴールド免許」について簡単にご説明したいと思います。

運転免許証は表面「有効期間の部分(帯)」の色によって3種類に分類されています。「グリーン(緑色)」、「ブルー(青色)」、「ゴールド(金色)」の3種類があります。

「ゴールド免許」は、免許証の有効期間が満了する日前5年間に違反や怪我のある事故を起こしていない優良運転者に交付されます。有効期間は5年(年齢によっては、有効期間が4年や3年の場合あり)です。

「ゴールド免許」交付の条件である無事故・無違反については、免許証の有効年の誕生日から40日前の日以前の5年間が対象期間となります。よって、例えば、免許証の有効年の誕生日35日前に違反があった場合でも、次の更新時には「ゴールド免許」が交付されます。

ただし、その次の更新時には、前回の誕生日35日前の違反がゴールド免許の判定対象期間(免許証の有効年の誕生日から40日前の日以前の5年間)に含まれるため、「ゴールド免許」交付の条件は満たせません。つまり、「ブルー免許」になってしまいます。

 

 

 

2.ゴールド免許割引とは?

ゴールド免許割引とは、記名被保険者(車を主に使用される方)の免許の色がゴールドの場合、適用される割引です。保険料が10%前後割引になります。割引率は保険会社や年齢条件によって異なる場合があり、配偶者と同居の家族全員がゴールド免許の場合、割引率が大きくなる保険会社もあります。

また、記名被保険者の年齢が21歳以上の場合のみ割引対象としている保険会社もあります。尚、東京海上日動のTAP等、商品によっては、ゴールド免許割引がない場合もありますので、ご注意ください。

ある保険会社のブルー免許とゴールド免許時の保険料差の試算例は下記の通りです。

【自動車保険 試算例】
自動車:自家用普通乗用車
料率クラス:車両5 対人5 対物5 傷害5
使用目的:日常・レジャー使用
等級:14等級
事故有係数適用期間:0年
年齢条件:35歳以上補償
記名被保険者年齢:30~39歳
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害保険:3,000万円
車両保険(一般条件):250万円 免責0-10万円

免許色ブルー
年間保険料123,160円

免許色ゴールド
年間保険料109,140円(差額:14,020円)

 

 

 

3.ゴールド免許割引の適用条件

ゴールド免許割引の適用条件は、下記の通りです。

保険期間の始期日時点で、記名被保険者の免許証の種類(色)が「ゴールド」である場合に割引が適用されます。また、免許更新手続きは誕生日の前後1か月間(通算2か月間)可能なため、始期日時点で記名被保険者が所持している運転免許証の種類(色)がブルーであっても下記の条件を満たした場合はゴールド免許とみなすことができます(保険会社によっては当該条件がない場合があります)。

 

●始期日時点でゴールド免を所持できるが、更新していない場合
●始期日時点でゴールド免許を所持できるにもかかわらず、早期にブルー免許に更新した場合

※保険会社や商品によってはゴールド免許割引がない場合があります。また、記名被保険者の年齢によってはゴールド免許割引の適用がない場合があります。

 

 

 

4.免許証の色がゴールドからブルーになる場合

上記、割引適用条件の通り、自動車保険の始期日が免許更新期間内にあれば、免許証がゴールドからブルーになったとしても保険会社によってはゴールド免許割引の適用が可能です。

また、免許証の色が保険期間の途中にゴールドからブルーになっても割引がなくなることはありません。よって、保険会社への連絡や手続きは不要です。

免許証がゴールドからブルーに変わる場合は、上記の事を確認されることをお勧めします。

 

 

 

5.免許証の色がブルーからゴールドになる場合

逆の場合も同じ事が言えます。免許証の色がブルーからゴールドに変わる場合、保険会社によっては自動車保険の始期日が免許更新期間内にあれば、始期日時点でブルーであってもゴールド免許割引を適用出来ます。つまり、免許更新前でもゴールド免許割引の適用が可能です。

この場合、免許証の種類(色)は運転免許証更新連絡はがき等によって確認出来ます。

 

 

 

6.長期契約の検討

免許証がゴールドからブルーに変わる場合には、自動車保険の保険期間を3年等にする長期契約を検討するといいでしょう。先述の通り、保険期間の途中で免許の更新があり、免許の色がゴールドからブルーになってもゴールド免許割引の適用はなくなりません。

例えば、次の更新で免許がゴールドからブルーになってしまう場合、免許証がゴールドの間に自動車保険を保険期間3年の長期契約にすれば、その保険期間3年間の間に免許証がブルーになっても、その3年間はゴールド免許割引が適用され続けます。

尚、損保ジャパン日本興亜の場合、最長7年間の自動車保険契約が可能です。ただし、保険料は一括払いのみです。

 

 

 

7.保険期間途中でゴールド免許になった場合

保険期間の途中で免許証の色がブルーからゴールドになった場合、ゴールド免許割引は適用されるでしょうか?

残念ながら保険期間途中でのゴールド免許割引の適用はできません。

免許証の色がブルーの場合で長期契約を検討される際には保険期間途中でのゴールド免許割引の適用はできない点にご注意ください。

例えば、3年契約の1年目の途中にゴールド免許になった場合でも、契約期間である3年間が終わるまでゴールド免許割引を適用することは出来ません。

ただし、保険期間の途中で記名被保険者(契約の自動車を主に使用する方)を変更する場合で、変更後の記名被保険者の免許証の色が「ゴールド」である場合には、ゴールド免許割引が適用されます。
記名被保険者を変更して自動車保険を節約!?

 

 

 

まとめ

上記の通り、免許証の色がゴールドからブルーになってしまう場合でもゴールド免許割引を適用できる可能性があります。

但し、保険会社によっては上記の通り、始期日時点の記名被保険者の免許証の色のみで割引適用を判断する会社もあるので、具体的な割引適用条件については、ご契約の保険会社にお問い合わせください。

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最終更新日:2018年6月5日
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