先進医療の保障を検討される方が増えています。先進医療の保障は、医療保険やがん保険の特約としてセットするのが一般的ですが、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命に臓器移植や先進医療に特化した商品「Linkx coins(リンククロスコインズ)」(正式名称:臓器移植医療給付金付先進医療保険)があることをご存知でしょうか?
今回は、「Linkx coins(リンククロスコインズ)」についてご紹介します。「Linkx coins(リンククロスコインズ)」であれば、医療保険やがん保険に加入しなくても先進医療の保障を準備できます。先進医療を保障する商品を検討している方は参考にして頂ければと思います。
1.先進医療とは?
先進医療とは、厚生労働大臣が定めた高度な医療技術を用いた療養のことです。先進医療は、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術などです。
先進医療は全ての医療機関で行われているわけではなく、一定の施設基準を満たし、厚生労働大臣から承認を受けている保険医療機関(大学病院など)で行うことが許されています。
『先進医療を実施している医療機関の一覧(厚生労働省)』
また、先進医療の技術料は下記のように高額になる場合があります。
◆先進医療にかかる技術料(例)
陽子線治療:約263万円
重粒子線治療:約308万円
全ての先進医療が上記のように高額な費用がかかるわけではありません。しかし、高額な費用がかかる先進医療に注目が集まっているので、先進医療の保障が話題になっています。
先進医療についての詳細は下記記事をご参照ください。
『先進医療特約について勘違いが多いポイント』
2.保障内容
臓器移植や先進医療に特化した「Linkx coins(リンククロスコインズ)」の保障内容は以下の通りです。
先進医療による療養を受けたとき、先進医療給付金(先進医療にかかる技術料相当額)と先進医療一時金が支払われます。先進医療給付金は、更新前後の保険期間を通じて通算 2,000 万円まで保障されます。
また所定の移植術を受けたとき、臓器移植医療給付金(1,000 万円)が支払われます。臓器移植医療給付金の支払いは、更新前後の保険期間を通じて 1 回が限度となります。
3.保険期間
「Linkx coins(リンククロスコインズ)」の保険期間は1年間です。健康状態にかかわらず年齢の上限なく自動的に契約は更新されます。
4.保険料
「Linkx coins(リンククロスコインズ)」の契約年齢範囲は 20 歳から 69 歳まで、性別や年齢にかかわらず保険料は新規、更新契約ともに月々500 円です。
但し、更新契約については、「将来、この商品の料率改定を行った場合は、更新保険料が変わることがあります」との注釈がありますので、給付金の支払いが多い場合などは、更新後の保険料が上がる可能性もあります。
しかも保険期間が1年間ですので、1年に1回、保険料が上がる可能性があるということになります。一般的な医療保険に付加できる先進医療特約は保険期間が10年間ですので、保険料が上がる可能性は10年に1回ということになります。
『先進医療特約は終身?10年更新?』
尚、支払方法はクレジットカード(月払)のみです。半年払や年払の取り扱いはありません。また、銀行口座からの引き落とし(口座振替)の取り扱いもありません。
5.加入窓口
「Linkx coins(リンククロスコインズ)」はインターネット申込み専用の商品で、スマートフォンや PC、タブレットからの申し込みになります。
6.医療保険の特約と比較
「Linkx coins(リンククロスコインズ)」と医療保険に付加する先進医療特約とを比較してみたいと思います。医療保険にセットする先進医療特約の特約保険料例は以下の通りです。
【試算例】
被保険者:30歳(男性)
保険期間:10年
払込期間:10年
特約保険料:103円
多くの医療保険の先進医療特約は上記の通り10年更新で特約保険料が100円程度です。
「Linkx coins(リンククロスコインズ)」は月額500円なので、医療保険の先進医療特約と比べると保険料が高いですが、臓器移植の保障がある点と、入院給付金や手術給付金等の保障なしで契約できる点がメリットです。
まとめ
現在、医療保険やがん保険に加入していて、先進医療の保障だけ追加したいという場合、「Linkx coins(リンククロスコインズ)」はいい商品でしょう。また、医療保険には加入せず、医療費は貯蓄で準備し、お金が掛かる先進医療の費用だけ保険に加入するという方法も選択可能です。
先進医療の保障が欲しい方が、先進医療の保障のために必要性を感じていない医療保険に加入する必要がなくなる商品です。
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