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自動車保険

40代、50代の保険料が安いおすすめの自動車保険とは?

最近、テレビCMでよく観るセゾン自動車火災保険の『おとなの自動車保険』、香川照之さんを起用して40代と50代の保険料が安くなるという売り文句でCMを流しています。

40代や50代というと、子供の教育費や住宅ローンなど、色々とお金が必要で少しでも節約ができらたと考えている方が多いと思います。

生命保険や自動車保険等の保険料は、大きな出費となっている方も多く、家計の見直し時には真っ先に注目される点です。そこで、今回は『おとなの自動車保険』で40代、50代の方の保険料がどの程度安くなるか、保険料を試算してみました。

他の保険会社の自動車保険とも比較し、40代・50代の方にとって「おとなの自動車保険」は安くておすすめの自動車保険なのかを検証してみたいと思います。40代、50代の方で自動車保険の保険料節約を考えている方は参考にして頂ければと思います。

1.「おとなの自動車保険」には年齢条件がない!?

自動車保険は下記のような年齢条件区分があり、年齢条件を設定し、補償される運転者を限定することにより、保険料が安くなります。

年齢条件の設定区分

  • 全年齢補償
  • 21歳以上補償
  • 26歳以上補償
  • 30歳以上補償
  • 35歳以上補償

しかし、おとなの自動車保険には、「●●才以上補償」という年齢条件がありません。保険開始日時点での記名被保険者の年齢で決定する、一歳刻みの保険料体系を採用しています。
自動車保険の年齢条件は改定され「30歳以上補償」は廃止になった?

 

 

 

2.「おとなの自動車保険」は、40代・50代の保険料が安い?

「おとなの自動車保険」は40代・50代の保険料が他の年代と比べて、どの程度安いのでしょうか?下記条件で試算し、30代~60代の保険料を比較してみました。

【試算条件】

商品:おとなの自動車保険
免許証の色:ブルー
自動車:フィット(GP5)
料率クラス:対人(5) 対物(4) 傷害(4) 車両(4)
使用目的:日常・レジャー
主な使用地:東京都
対人賠償保険:無制限
対物賠償保険:無制限
人身傷害保険:3,000万円(車内のみ補償)
車両保険(一般条件):100万円 免責0-10万円
年間走行距離:5,000~1万㎞
等級:14等級
事故有等級適用期間:0年
インタネット割引1万円
証券不要割引600円

記名被保険者年齢35歳
年間保険料56,440円

記名被保険者年齢45歳
年間保険料56,060円

記名被保険者年齢55歳
年間保険料56,410円

記名被保険者年齢60歳
年間保険料62,020円

今回の試算結果から30~60代では、記名被保険者が40代・50代の保険料が一番安い水準に設定されていることが分かります。

なお、30~60代の中では、60代の保険料が一番高くなります。

 

 

 

3.代理店型自動車保険も40代・50代の保険料は安い?

上記試算と同条件で大手損害保険会社の自動車保険も試算してみました。

【試算条件】

免許証の色:ブルー
自動車:フィット(GP5)
料率クラス:対人(5) 対物(4) 傷害(4) 車両(4)
使用目的:日常・レジャー
対人賠償保険:無制限
対物賠償保険:無制限
人身傷害保険:3,000万円(車内のみ補償)
車両保険(一般条件):100万円 免責0-10万円
等級:14等級
事故有等級適用期間:0年
年齢条件:35歳以上補償

記名被保険者年齢35歳
年間保険料91,240円

記名被保険者年齢45歳
年間保険料88,420円

記名被保険者年齢55歳
年間保険料88,080円

記名被保険者年齢60歳
年間保険料92,560円

大手損保会社の自動車保険の場合は、50代の保険料が一番安くなり、次に40代の保険料が安くなりました。60代については、30代よりも保険料が高くなります。

結果的に代理店型の自動車保険についても、40代・50代の自動車保険料が安くなるということが分かりました。

ただし、インターネット割引があるとはいえ、通販型と代理店型の自動車保険では、保険料が約3万円以上も違うことが分かります。

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4.なぜ、40代・50代の自動車保険料は安い?|記名被保険者年齢別料率とは?

多くの保険会社では、記名被保険者が個人で、運転者の年齢条件が下記の条件の契約の場合は年齢条件とは別に記名被保険者の年齢に応じた料率区分(記名被保険者料率区分)が設けられています。

記名被保険者料率区分が設定されている年齢条件区分

・26歳以上補償
・30歳以上補償
・35歳以上補償

記名被保険者年齢別料率区分の導入前は、同じ年齢条件であれば、記名被保険者の年齢によって保険料が異なることはありませんでした。

しかし、記名被保険者年齢別料率区分の導入により同じ年齢条件でも記名被保険者の年齢が違うと、保険料が異なる場合があります。

例えば、年齢条件が「35歳以上補償」で、他の補償内容が全く同じ自動車保険でも、記名被保険者の年齢が35歳の契約と、記名被保険者の年齢が60歳の契約では、保険料が異なります。

東京海上日動の記名被保険者年齢別料率区分は下表の通りです。なお、区分は保険会社によって異なる場合があります。

年齢条件 記名被保険者年齢別料率区分
法人 個人
全年齢補償
21歳以上補償
26歳以上補償

30歳以上補償

35歳以上補償
29歳以下
30歳~39歳
40歳~49歳
50歳~59歳
60歳~64歳
65歳~69歳
70歳~74歳
75歳以上

記名被保険者年齢別料率区分の導入により、事故率が低い40代・50代の方の自動車保険は、他の年代の方の契約と比べて保険料が安く設定されています。

記名被保険者年齢別料率の詳細については、下記記事をご参照ください。
年齢条件が同じでも記名被保険者の年齢によって保険料が異なる?

 

 

 

5.40代・50代の方も自動車保険一括見積もりで保険料比較をするべき

おとなの自動車保険は、40代、50代の方の自動車保険が他の年代に比べて安く設定されていますが、他社の自動車保険も同じような傾向があります。

40代・50代だからといって「おとなの自動車保険」の保険料が、必ず一番安くなるわけではありません。

自動車保険料を決定する要素は年齢条件以外にも、免許証の色や車の使用目的、居住地域になどもあります。

ご自身の条件で一番安い保険料の自動車保険を見付けるには、自動車保険一括見積もり比較サービスを利用するのが、一番簡単でおすすめです。
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まとめ

記名被保険者年齢別料率区分が導入されている保険会社の自動車保険は、事故率が低い40代・50代の方の保険料は、他の年代に比べて安く設定されています。

よって、40代・50代だからといって、特定の保険会社の自動車保険料が必ず一番安くなるわけではありません。

40代、50代の方で自動車保険の見直しを考えられている方は下記ページから複数社の保険料を比較されては、いかがでしょうか?
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セゾン自動車火災保険を含む複数社の一括見積もりが可能です。

今回の試算例のように、複数社の自動車保険を比較するだけで保険料を3万円以上節約することも可能な場合があります。

最終更新日:2019年3月11日
No.46