自動車で事故を起こしてしまった際には、車が壊れるだけでなく、車の中に積んでいるカメラやスマホ(携帯)などの身の回り品が壊れることもあります。身の回り品が壊れた場合、車の損害と同様に車両保険で修理費などが補償されるのでしょうか?
実は、一般的な車両保険では自動車に固定された付属品以外の携行品(身の回り品)は補償されません。
しかし、車両保険で携行品(スマホ等の身の回り品)を補償する保険会社がありますので、ご紹介します。
1.事故で身の回り品が壊れても車両保険では補償されない!?
冒頭で解説した通り、一般的な自動車保険の車両保険で補償されるのは車両本体及びカーナビなどの付属品で、原則として車に固定されている付属品のみが補償対象になります。
車に固定されていないものは車両保険では補償されません。例えば、ポータブル型のカーナビが盗難された場合、車両保険では補償されません。
偶然な事故による車内の日用品(身の回り品)に対するを損害を補償するためには、車内携行品特約を付ける必要があります。
『手荷物の損害は車両保険では補償されない!?』
『バイク保険にも携行品特約がある?』
しかし、アクサダイレクトの自動車保険は、車内携行品特約を付けなくても車両保険をセットすることにより身の回り品(日用品)も補償対象となるので、ご紹介します。
2.アクサダイレクトの車両保険は、身の回り品も補償対象となる?
2-1.身の回り品保険金とは?
アクサダイレクトの自動車保険は車両保険を付加すると身の回り品(日用品)も補償対象となります。正確には車両保険で身の回り品が補償されるわけではなく、「身の回り品保険金」として車両保険の支払いがある場合に身の回り品を補償します。
車両保険の支払いがあれば、事故だけでなく、盗難の場合も身の回り品が補償対象になります。
他の保険会社の車両保険で補償対象となるのは、車両本体及びカーナビなどの付属品で、原則として車に固定されている付属品のみです。ゴルフバックやカメラなど車に積んでいる身の回り品も補償対象にするには、「車内携行品特約」をセットする必要があります。
しかし、アクサダイレクトの車両保険の場合、「身の回り品保険金」として身の回り品も補償対象となり、追加で特約保険料を支払う必要はありません。
但し、同保険金は車両保険の補償内容に組み込まれていて、「身の回り品保険金」をはずすことはできません。追加の保険料は不要ですが、身の回り品の補償を外して保険料を安くすることはできませんので、ご注意ください。
また、アクサダイレクトのバイク保険には車両保険がないので、車両保険の保険金支払いが条件である「身の回り品保険金」はバイク保険にはありません。
2-2.「身の回り品保険金」の補償限度額
「身の回り品保険金」の補償限度額(保険金額)は、1事故につき10万円が限度です。
2-3.「身の回り品保険金」で補償対象となる携行品
補償対象となるのは、車内やトランクに積んでいる個人所有の身の回り品(日用品)です。補償対象となる身の回り品は、例えば、ゴルフ用品、パソコン、時計、スノーボード等です。
チューリッヒのバイク保険と同様にアクサダイレクトの「身の回り品保険金」もノートパソコン、携帯(スマートフォン)、ダブレットが補償対象となります。
一般的な自動車保険にセットできる携行品特約は、ノートパソコンやスマホ、タブレットは補償対象外となっています。
2-4.補償対象外となる身の回り品
「身の回り品保険金」の補償対象とならない主なものは、現金(通貨)、貴金属、宝石、書画骨董、動物、植物等です。
2-5.車両保険の支払いが条件
「身の回り品保険金」が支払い対象になるのは、車両保険の支払いがある場合で、同一事由により車内やトランクに積んでいる個人所有の身の回り品に損害が生じた場合です。
例えば、急ブレーキをかけ車内で携帯が壊れたが、車に損害はないという場合は、「身の回り品保険金」の支払い対象にはなりません。つまり、携帯(スマホ)等の身の回り品(日用品)のみに損害が発生した場合には「身の回り品保険金」は支払対象にはなりませんので、ご注意ください。
3.他社の車内携行品特約との比較|「身の回り品保険金」のメリット・デメリット
他社で車内携行品特約をセットする場合と、アクサダイレクトで車両保険をセットする場合を比較したメリット・デメリットは下記の通りです。
3-1.「身の回り品保険金」のメリット
他社で携行品特約をセットする場合、オプションなので特約保険料が必要です。しかし、アクサダイレクトの場合、車両保険をセットするれば、自動的に「身の回り品保険金」の補償が付いてくるので、特約保険料が不要というメリットがあります。
また、他社の車内携行品特約は、スマホなどの携帯電話やノートパソコン、タブレットが補償対象外ですが、アクサダイレクトの「身の回り品保険金」はスマホなどの携帯電話、ノートパソコン、タブレットが補償対象となるので、大きなメリットの1つです。
3-2.身の回り品保険金のデメリット
身の回り品保険金のデメリットは補償額(保険金額)が10万円という点です。他社の車内携行品特約であれば、20万円や30万円という補償限度額が選択できます。
10万円を超えるスマホもあるので、補償限度額が10万円だと心許ない気もします。
特に車に高い身の回り品を積んで運転することがある方については、アクサダイレクトの車両保険では補償が足りません。
まとめ
一般的な自動車保険の車両保険とアクサダイレクトの車両保険の違いについてご理解いただけたでしょうか?
アクサダイレクトの自動車保険は、携行品特約をセットしなくても身の回り品が補償対象となる点がメリットですが、携行品特約を付帯しても他社の自動車保険の方が安い可能性もあります。
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最終更新日:2019年2月3日
No.178